[Server & Network General] 新生さくらのレンタルサーバへ WordPress を引っ越すための手順 (4)

つづき。

以下の対応が必要になった際の対処について記す。

  • 「ドメイン/SSL設定」に旧サーバと同じサブドメイン設定を行うと「指定されたドメイン名は登録されています」というエラーが発生する。
  • 「ドメイン/SSL設定」で「DNS の切り替え」前に「SNI SSL」の設定・有効化ができない。

こちらを参考にさせて頂きました。

Contents

www ありドメインとなしドメインを使い分ける

  • www.example.com
  • example.com

www ありドメインに統一する

サーバ上では、www.example.com に統一されるよう .htaccess に設定されている。

www なしドメインを DNS に設定する

他社の DNS 管理サービスでの作業

  • サブドメインなしで A レコードに「新しいさくらのレンタルサーバの IP アドレス」を登録する。

「ドメイン/SSL設定」 さくらコントロールパネルへのドメイン設定

さくらのコントロールパネルで作業する。

「新しいドメインの追加 > 他社で取得したドメインを移管せずに使う > 他社で取得された独自ドメインのサブドメインを追加」を選択する。

  • example.com

「ドメイン詳細設定」を行う。

  • 「マルチドメインとして使用する(推奨)」を選択する。
  • 「マルチドメインの対象のフォルダをご指定ください」に com.example.www を設定する。
  • 「SSLの利用をお選びください」は「共有SSL、SNI SSLを利用しない」としておく。

ここで旧サーバと同じサブドメイン www を設定しようとするとエラーとなった。
旧サーバと違うマルチドメイン(www あり/なし)として設定することで、コントロールパネル内では別ドメインとして扱われ回避できた事がポイント。

SSL 設定

前段のドメイン設定により、通常通り設定が完了する。

「ドメイン/SSL設定」 さくらコントロールパネルへの SSL 設定

コントロールパネルに戻り、「ドメイン/SSL設定」の一覧より「SSL証明書 > 登録」を選択する。
他社サーバよりSSL証明書を移行する手順を参考に「旧サーバのSSL証明書を新生サーバ」に設定する。

  • 旧サーバから CSR と SSL 証明書をインポートする。
  • 中間証明書は SSL 証明書発行時のメールなどを参考に取得し、インポートする。

/etc/hosts を書き換える等して、新サーバアクセス時に証明書が有効になっていることを確認する。
(Chrome ブラウザの DNS キャッシュ?に気を付ける)

DNS の切り替え

他社の DNS 管理サービスでの作業

  • サブドメイン www の A レコードを「新しいさくらのレンタルサーバの IP アドレス」に書き換える。

ToDo

ここまでの積み残しは以下の通り。

  • 「Webアプリケーションファイアウォール」の設定を保留。
  • 「バックアップ & ステージング」の設定を保留。

確認

  • WXR のインポート で改行が詰められてしまうので markdown が壊れた。
  • カテゴリの親子関係が壊れた(ex. WordPress > WordPress の親と子がマージされ子がなくなった)。

つづく。