[VCCW] VCCW + WordMove で WordPress を引っ越しした手順

WordPress のデプロイが便利すぎて感動。

Contents

DNS サーバを設定する

今回はあわせて DNS サーバの移行も行った。

DNS サーバを移行する

ムームーDNSに移行。
カスタム設定で A, MX レコードを設定。

ムームー DNS に Google Apps 向けの設定をする | deadwood

メールサーバは、Google Apps のまま。
ウェブサーバは現行サーバの IP をひとまず指定。

  • メールは Google Apps の IP を設定。
  • www.d-wood.com として現行サーバの IP で設定。

移行先サーバの設定

移行先サーバの設定として、動作確認用サブドメインを作成しておく。

  • www.d-wood.com として移行先サーバの IP で設定。

旧 DNS サーバの廃止

事前に新しい DNS サーバに上記の設定を追加。
しばらく後に、旧DNSサーバを廃止した。

サーバを準備する

サブドメインの設定

移行先サーバの「さくらのレンタルサーバ」にサブドメインを設定。
コントロールパネルから設定を行う。

SAKURA レンタルサーバにサブドメインを設定する | deadwood

以下のディレクトリを作成する。

  • /www/stg … Staging 環境として www.d-wood.com で運用。
  • /www/www … Production 環境。サーバ移行後の www.

SSH の設定

VCCW + WordMove 用に SSH ログインを設定する。

Basic 認証の設定

必要に応じて Basic 認証を用意する。

SAKURA レンタルサーバで Basic 認証などのアクセス制限をする | deadwood

MySQL の設定

MySQL DB を新規作成する。

VCCW + WordMove でローカルの WordPress をサーバと同期する | deadwood

それぞれの環境用に準備。文字コードは「UTF-8」。

  • Staging 環境
  • Production 環境

Staging 環境へテスト移行する

現行サイトと Staging 環境を同期させる

まず WordMove を利用して現行の WordPress をローカルの VCCW 環境と同期する。

VCCW + WordMove でローカルの WordPress をサーバと同期する | deadwood

サンプルを参考に Movefile を設定。

  • Production … 現行サイトの情報を設定。
  • local … VCCW の設定。変更なし。
  • Staging … 前項までに準備した stg. を設定。

同期を開始する。

wordmove コマンドは、VCCW 上の /vagrant 以下で実行する。

% vagrant ssh
    :
$ cd /vagrant

Production から local に wordmove pull でデータを持ってくる。

$ wordmove pull -e production --all

local から staging へ wordmove push でデータを送る。

$ wordmove push -e staging --all

以上で完了。

Staging 環境で動作確認を行う

本番移行前に、Staging 環境へ同期したデータでの動作確認を行う。
今回のケースでは、以下の3点の留意事項があった。

新サーバへ移行する

Production 環境を同期させる

Movefile の Production 環境を、移行先の新サーバ情報に変更する。

  • Production … 新サーバの情報を設定。

念のため dryrun で接続確認。

$ wordmove push -e production --all -s

local から Production に wordmove push

$ wordmove push -e production --all

以上で完了。

Production 環境の公開前準備と確認

DNS 切替前に設定・確認ができるよう、ローカル Mac の /etc/hosts に新サーバのドメインとIPを設定する。

/etc/hosts
<ip>  www.d-wood.com

ブラウザで接続し以下を完了する。

  • WordPress の管理画面から DB 設定。
  • 前項の留意事項の確認(wp-admin に Basic 認証をかける)等。

DNS レコード情報を切り替え公開

新しいサーバで公開するため DNS を切り替え。

  • TTL の値を短いものに変更。今回は失念していた。。。
  • www. の A レコードを移行先サーバの IP で設定。
  • 前項で /etc/hosts に追記した情報を削除。

適当なタイミングで新サーバでの動作を確認。

  • nslookup で IP 変更を確認。
  • 念のためページ表示を確認。
  • エラーログを監視し、異常がないかチェック。
  • TTL の値を元に戻す。