PsyScope

PsyScope とは、カーネギーメロン大学で開発された心理学実験ソフトウェアです。
C言語などでプログラムを書かなくても、簡単な心理学実験を作成することができる心強いMacintosh用ソフトです。
Psyscope – Wikipedia も参照ください。

http://psyscope.psy.cmu.edu/ より、ソフトウェアのダウンロードが行えます。

※ 現在、PsyScope X Project があるようです。

また、日本語訳されたマニュアルが公開されています。YAMAGAMI Laboratory PDF書庫(PDF file Archive)より入手可能です。

Tips
1998年当時にあったTipsを参考までに記載しておきます。

要因表の設定などを何度も直していると、よくわからないエラー表示が出て、走らなくなっ たり、変えた設定がしばらくすると元に戻っていたりします。

どうも実験を作る際に試行錯誤(追加・削除など)を繰り返していると、プログラムソース上に無駄な行が残ってしまうようです。
そのためにエラーが発生し、実験が中断されてしまうことがありました。
はじめから、順を追って実験を組み立てることによって、この問題は回避できます。
プログラムのソースを読めるようでしたら、直接無駄な行を修正する方法も良いかと思います。

私の作っている実験はどうも大きすぎるようで、途中から動作がどんどん遅くなったり、途中で止まったりします。PsyScopeは、あまり大きな実験は作れないのでしょうか?

マシンのスペックやメモリ搭載量にもよると思うのですが、GUIベースで(アイコンなどをつかって)開発を進めていると途中で固まってしまうことが多いようです。

  1. PsyScope へのメモリ割当量を増やす(Finder上でPsyScopeのアイコンを選択し、「ファイルメニュー」から「情報をみる」を選択します)。
  2. こまめにセーブをする。
  3. プログラムに直接手を加える。

上記のような対策を行ってみるのも、有効かと思います。

刺激数が多い実験を行いたいのだが、刺激を簡単に追加する方法はないでしょうか。

まず最初に少ない刺激数の実験を構築し、実験・検証を繰り返した後に、プログラムソースに直接手を加えて刺激を追加し、大きな実験を実施しました。
これですと手間がそれほどかかりませんし、途中で固まってしまう等のリスクも回避できます。