二極化する消費者、「リッチ層」を狙え

 一方、既に息子や娘が大学を卒業し、教育投資や子供の生活費が不要になり、家計が楽になった50代以降は富が集積している世代に相当する。この層では純金融資産が1500万円を超えている世帯が多い。人生の後半で、いよいよ楽に暮らせるところまで来た、現在の消費のけん引役だ。彼らを「リッチ層」と呼ぼう。年代別の人口で考えてもこの「リッチ層」は日本全体の40%弱を占める大きなセグメントである。実は、このリッチ層が大画面テレビや、高級温泉旅館、デパート地下食品階の高級食材、高額な家具といった高額消費のけん引役なのである。

 ここまでの話を前提にその先を考えてみたい。メーカーにとっても、小売店にとっても、今、戦略的に取り込むべきは日本に40%弱存在すると思われる、こうした「リッチ層」となる。

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