通信事業者の論理、放送事業者の論理

しかし、前述のように通信系事業者の多くにとっては、コンテンツビジネス特有の「リスク」のあり方や投資資本の回収のあり方は異質であり、大規模な投資はきわめて行いにくい体質にある。

 もっともその一方で、コンテンツビジネスにおけるリスクを、これから進出してくるであろう通信系の事業者にも積極的に背負って欲しいとの期待もある。コンテンツ制作費の高騰傾向は続いている中で、「デジタル時代にふさわしい新しいコンテンツを作りたい!」といことになれば、それに見合うだけの巨額な投資が求められるのもまた事実である。そうしたコンテンツ制作の投資元としての通信系事業者への期待がされているという側面もある。

 つまり、「通信」と「放送」の融合がなされるのかどうかは、特に通信事業者側による、コンテンツ制作への積極的な投資がなされるかどうかが非常に重要なポイントとなってくると考えるべきではないだろうか。

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